(1)奈良中期、穀物価格安定のために諸国に設置された官庁。また、その備蓄倉庫。 国衙(地方官庁)の公廨稲(クガイトウ,クゲトウ)の一部を割いて別置。左右平準署が管轄。 価格の安いときに購入し、高くなると放出して米価調節を図ろうとしたもの。 その利潤は、無償だった調庸運脚夫の救済などに当てられた。 平安時代には常平所として設置されたが、中期には廃絶。 江戸時代、水戸・会津・鹿児島などの諸藩に置かれて活用。
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