減量造語法

内容
減量造語法とは、プラス造語法によって生み出された言葉が今一つ面白みがなかったり、文字数が多くて語感が悪かったりといった場合、造語結果に対して欠点を補う手法です。2つのキーワードをそのまま足すのではなく、元の言葉の意味を保ちながら発音しやすいように文字をカットする造語方法です。

減量造語法のポイントは

(1)キーワードの選び方は、文字数はあまり意識せず意味に重点を置いてを選びます。

(2)文字を省略した後でも元の言葉のイメージが解るように、誰もが良く知っている言葉を選びます。

(3)コンセプトを上手に言い表している言葉同士をプラス造語します。

(4)プラス造語結果から1文字づつ削除しながら語感のよい言葉に造り変えます。

気を付けるポイント

(1)造語したネーミングが既存の言葉になる可能性がある

(2)意図に反した意味になる可能性がある

辞典などで既存の言葉がないか、有る場合はネガティブな意味や目的と相反するような意味にならないか確認します。    

例) 「Clear (英語)澄んだ、明晰な」+ 「link (英語) 連結、絆」 → 「CLINK (英語) 刑務所」

事例

例えば、1980年代後半に資生堂から発売された「リンプー」。 これは言うまでもなく「リンス」と「シャンプー」という2つの単語から生まれたネーミングであり、リンスインシャンプーであることが一目瞭然です。 子供からご年配の方まで分かりやすく、初めて見た人でも商品の特長が分かるようになっているのが良いですね。 語感が軽く、今で言う「ゆるい」感じも若い世代の関心を引いたと言えるでしょう。

また、日本でお馴染みの怪獣「ゴジラ」のネーミング場合、強い動物の「ゴリラ」と、大きい動物の「クジラ」とをプラス造語して「ゴリラクジラ」とします。これではフヤけた弱々しい語感になってしまいます。
そこで「リラク」の贅肉を削ぎ落とし「ゴジラ」とネーミングします。
3文字中2文字が濁音で重々しい語感です。どう猛で巨大な怪獣のイメージをネーミングから感じ取ることができます。

ソニーのデジタルビデオカメラ「ハンディカム」も、減量造語法を採り入れて成功した事例です。
これは「HANDY」と「CAMERA」という2つの単語によって出来ており、最後の「ERA」を省略することによって「HANDYCAM」になりました。
日本語ではなく、英語表記にすることによって生まれたネーミングであり、減量造語法の中でも少し特殊な例と言えるかもしれません。
「CAMEA」の語尾を省略することで「HANDY」サイズであることが強調されており、商品の特長を上手に引き出した名前です。

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